宅地

宅地(たくち)とは、一言でいうと「建物を建てるための土地」のことです。

「地目(ちもく)」でも触れましたが、登記簿(登記事項証明書)において「建物の敷地に供される土地」と定義されています。一戸建てのマイホームはもちろん、マンション、店舗、オフィスビル、工場などが建っている土地も、登記簿上の地目はすべて「宅地」になります。

買主(家を建てる人)にとっての特徴とメリット

  • すぐに家づくりを始められる:地目が「田」や「畑」の農地の場合は、農業委員会への許可申請(農地転用)など面倒な手続きが必要ですが、すでに「宅地」であればそうした許可は不要で、スムーズに建築計画を進められます。

  • 住宅ローンの審査がスムーズ:銀行は「家を建てるための土地」を担保にしてお金を貸すため、すでに地目が宅地になっている物件は、金融機関の手続き上も一番トラブルが少なく安心です。

宅地を買う(所有する)際の注意点

  1. 税金(固定資産税)が高い 山林や農地に比べると「すぐに建物を建てて活用できる価値の高い土地」と見なされるため、市町村からの評価額が高くなり、毎年払う固定資産税や都市計画税は他の地目よりも高くなります。

  2. 「地目が宅地」=「絶対に家が建つ」とは限らない ここが不動産の難しいところですが、登記簿上の地目が「宅地」であっても、法律(建築基準法など)のルールを満たしていなければ家は建てられません。 例えば、「道路に2メートル以上接していない土地(接道義務違反)」や、「市街化調整区域(原則として建物を建ててはいけないエリア)」などの場合、地目が宅地でも家が建てられない(再建築不可の)ケースがあります。

土地探しから注文住宅を検討する際は、「地目が宅地であること」を確認すると同時に、不動産会社の担当者に「ここに希望通りの家を新しく建てられるか(法律上の制限はないか)」をセットで確認することが非常に重要です。

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