競売

競売(けいばい/きょうばい)とは

競売(けいばい)とは、お金を借りた人(債務者や抵当権設定者)が住宅ローンなどの借金を返せなくなったとき、お金を貸した金融機関などの債権者(抵当権者)が裁判所に申し立てを行い、その人が持っている不動産を強制的に差し押さえてオークション(競り売り)にかけ、売却した代金から回収する法的な手続きのことです。

不動産の世界では、一般の市場(オープンマーケット)で売買されるのではなく、裁判所が主導して進める強制的な売却処分を指します。

1. 競売の仕組みと流れ

競売は、以下のようなステップで強制的に進められます。

  1. 差押えと手続きの開始: 借金の返済が滞ると、債権者は裁判所に競売の申し立てを行います。認められると、裁判所によって不動産が差し押さえられ、登記簿にその記録が刻まれます。

  2. 物件の調査と情報公開(現況調査): 執行官や専門家が現地を訪れ、建物の状態や、誰が住んでいるか(賃借人の有無など)を調査し、裁判所の情報サイト(BITなど)で一般に広く公開されます。

  3. 入札(オークション): 購入希望者が期間内に価格を提示して入札し、最も高い金額をつけた人が「買受人(新しい所有者)」として決定します。

  4. 強制的な所有権の移転と明け渡し: 代金が支払われると、前の所有者の意志とは無関係に、強制的に所有権が新しい買受人へ移ります。

2. 競売の2つの大きな特徴

  • 相場より安くなる傾向がある: 室内の状況を内見(事前に中を見学)できないケースが多く、手続きに専門知識が必要なため、一般的な市場価格の約7割〜8割程度の価格で落札されることが一般的です。

  • 権利関係の厳しいリセット: 原則として、その不動産についていた古い抵当権などの担保は、競売によってきれいに消去(リセット)されます。

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