利息

利息(りそく)(または金利・利子とも呼ばれます)とは、お金を借りたとき(あるいは預けたとき)に、「お金を使わせてくれたお礼(レンタル料)」として、元本(借りた金額)に上乗せして支払うお金のことです。

不動産の購入やマイホームの計画において、住宅ローンを組む際には絶対に避けて通れない、トータルの総支払額を大きく左右する極めて重要な要素です。

1. 住宅ローンにおける「利息」の仕組み

金融機関から数千万円という大金を借りてマイホームを買うとき、銀行は「ただでお金を貸してくれるわけではありません」。借りている期間や金額に応じて、利息が発生します。

  • 基本的な計算の考え方: 利息は、基本的に以下の3つの要素で決まります。

    1. 元本(がんぽん): まだ返していない、借りている残高の金額

    2. 金利(きんり): 利息の割合(%)

    3. 期間(ひかん): お金を借りている日数や年数

  • 特徴(元利均等返済などの場合): 住宅ローンの返済初期は、毎月払う返済額の中に占める「利息の割合」が非常に大きいです。そのため、返済を始めてからしばらくの間は、いくら毎月返済しても「なかなか元本が減らない」という現象が起きやすくなります。

2. 「金利のタイプ」による利息の違い

利息がどれくらいかかるかは、選ぶ「金利のタイプ」によって大きく変わります。

  1. 変動金利(へんどうきんり):

    • 特徴: 半年ごとに金利が見直されるタイプです。

    • メリット: 現在の日本では比較的低い金利に設定されていることが多いため、スタート時の利息負担を最も安く抑えやすいです。

    • デメリット: 将来的に金利が上がった場合、支払う利息が増えて毎月の返済額や総支払額が増えるリスクがあります。

  2. 全期間固定金利(ぜんきかんこていきんり・フラット35など):

    • 特徴: 借り入れから完済まで、ずっと同じ金利が続くタイプです(例:フラット35など)。

    • メリット: 世の中の金利がいくら上がっても、最初に決まった利息のまま変わらないため、「返済額が一定で、資金計画が狂いにくい(安心)」という大きなメリットがあります。

    • デメリット: 変動金利に比べると、スタート時の金利(および利息の割合)がやや高めに設定されていることが多いです。

3. 資金計画・返済期間における注意点

  • 「返済期間」が長いと、利息の総額が増える: 前述の「返済期間」の項目でも触れた通り、毎月の負担を軽くするために35年という長期でローンを組むと、毎月の返済額は楽になりますが、「何十年もの間、利息を払い続ける」ことになるため、トータルの利息の合計額が驚くほど高額になります(場合によっては、物件価格の何割分もの利息を払うことになります)。

  • 「繰り上げ返済」で利息を減らす: 毎月の返済とは別に、まとまったお金をドンと返済する「繰り上げ返済(期間短縮型など)」を行うと、その時点での「元本」を減らすことができるため、「将来払うはずだった利息を大幅にカットする」ことができます。

マイホームを購入する際は、物件の本体価格だけでなく、「長い目で見たときに、総額でいくらの利息を支払うことになるのか」を試算し、金利タイプや返済期間、繰り上げ返済の計画をしっかり立てることが大切です。

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