返済期間

返済期間(へんさいきかん)とは、住宅ローンやマイカーローンなどの借入金を、何年(または何ヶ月)かけてコツコツと分割で返済していくかという「期間(タイムリミット)」のことです。

マイホームの購入や注文住宅の建築において、毎月の返済額や総支払額を大きく左右する、資金計画の最も重要な要素の一つです。

1. 住宅ローンにおける一般的な返済期間

日本の住宅ローンでは、法律や金融機関の規定により上限が定められており、一般的に以下のように設定されます。

  • 最長期間: 多くの金融機関や「フラット35」では、最長「35年」に設定されているのが一般的です(※一部の金融機関では最長50年という商品もあります)。

  • 設定の単位: 「1年単位」で自由に選ぶことができます。

2. 返済期間が「毎月の返済額」と「総支払額」に与える影響

返済期間を何年にするかによって、お金の負担が以下のように大きく変わります。

  1. 返済期間を「長く」した場合(例:35年)

    • メリット: 1回あたりの返済期間が長くなるため、「毎月の返済額を安く(抑えて)」設定できます。これにより、収入がまだそれほど多くない若い世代でも無理なくローンを組むことができます。

    • デメリット: 毎月の負担は軽いですが、その分だけ長い期間にわたって利息を払い続けることになるため、「トータルの総支払額(元本 + 利息)は高くなる」傾向があります。

  2. 返済期間を「短く」した場合(例:20年、25年など)

    • メリット: 毎月の返済額は高くなりますが、その分早くローンが終わるため、「トータルの利息負担を減らし、総支払額を安く」抑えることができます。また、定年退職の時期までにローンを完済しやすくなります。

    • デメリット: 毎月の返済額が高額になるため、家計を圧迫したり、金融機関の審査(返済負担率の審査)が厳しくなったりします。

3. 返済期間を決めるときの重要なポイント

  • 「完済時の年齢」に注意する: 多くの金融機関では、住宅ローンを組むときの条件として「完済時の年齢が80歳未満(または75歳未満など)」というルールを設けています。そのため、例えば45歳の方が35年ローンを組もうとすると、完済時が80歳になってしまい、最長の35年で組めない(または期間を短く縮めざるを得ない)ケースがあります。

  • ライフプランとのバランス: 「毎月の負担を軽くするためにとりあえず最長の35年で組んでおき、子どもが独立した後や余裕ができたときに、貯金を使って『繰り上げ返済(期間を短縮する仕組み)』を行って総支払額を減らす」という方法をとる人が多いです。

「資金計画」を立てる際は、現在の家計だけでなく、教育費がかかる時期や自分自身の定年退職の年齢なども見据えながら、無理のない「返済期間」を選択することが大切です。

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