礼金(れいきん)とは、賃貸物件(アパートやマンションなど)を契約する際、「お部屋を貸してくれてありがとうございます」という謝礼(お礼)の意味を込めて、貸主(大家さん)に支払う一時金(お金)のことです。
日本の賃貸市場に根強く残る独特の慣習で、いわゆる「大家さんへの感謝のチップ」のような性質を持っています。
1. 礼金の最大の特徴と仕組み
先ほど学んだ「敷金」と比べると、その性質は対極にあります。
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一切戻ってこない(掛け捨て): 敷金は「預かり金」なので退去時に返ってくる可能性がありますが、この礼金は一度支払ったら、どんなに部屋を綺麗に使って退去しても、一切手元に戻ってくることはありません。
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相場と現在のトレンド: 一般的には「家賃の1ヶ月分〜2ヶ月分」に設定されることが多いですが、近年は空室対策として「礼金ゼロ(ゼロゼロ物件)」をうたう物件も増えています。
2. 敷金・保証金との決定的な違い
お部屋を借りる初期の段階でセットで請求されるため混同されやすいですが、意味と行方が全く異なります。
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礼金(れいきん): 大家さんへのお礼として完全に支払ってしまう「掛け捨てのお金」。
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仲介手数料(ちゅうか手数料): 不動産会社(宅地建物取引業者)に、お部屋を紹介してくれたお礼として支払う「広告・仲介の成功報酬」(これも戻ってきません)。
