都市計画区域とは、日本国内の土地をどこでも無秩序に開発されないよう、「ひとまとまりの都市として一体的に整備・開発・保全すべき」として、都道府県が指定するエリア全体の枠組みのことです。
日本のすべての土地がここに含まれているわけではなく、都市としての機能を持たせる必要がある場所(都市的活動が活発なエリアやその周辺)が、この巨大な枠組みの中にすっぽりと指定されます。
1. 「市街化区域」「市街化調整区域」の親にあたる概念
これまで見てきた「市街化区域」や「市街化調整区域」は、実はこの「都市計画区域」の中をさらに細かく切り分けたものです。
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都市計画区域の全体像: 都市計画区域に指定された場所は、原則としてさらに次のようにエリア分け(線引き)されます。
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「非線引き区域(準都市計画区域)」という例外: すべての都市計画区域に「市街化区域・市街化調整区域」の線引きがされているわけではありません。中にはあえて線を引いていないエリア(非線引き区域など)もあり、そこでは比較的緩やかなルールのもとで建物が建てられます。
2. なぜ都市計画区域の指定が必要なのか?
もし日本全国どこでも、誰もが勝手に家を建てたり工場を作ったりすると、道路がぐちゃぐちゃになり、日当たりや風通しが悪くなり、災害に弱い危険な街になってしまいます。
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総合的なインフラとルールの適用: 「この区域内では、このエリアごとに建てられる建物のルール(用途地域)を決めよう」「将来の道路網(計画道路)をこう通そう」という、国や自治体によるマスタープランがこの枠組みをベースに展開されます。
