不動産用語解説
遺産分割協議とは?(不動産相続における進め方と注意点)
「遺産分割協議(いさんぶんかつきょうぎ)」とは、亡くなった人(被相続人)の遺産を、相続人全員で話し合ってどのように分け合うかを決める手続きのことです。遺言書がない場合や、遺言書に指定されていない財産がある場合に必ず行われます。
不動産相続における遺産分割協議の重要性
実家などの不動産を相続する場合、預貯金のように簡単に分けることができません。「長男が単独で相続する」「売却して現金を等分する(換価分割)」など、具体的な分け方を全員で決める必要があります。また、不動産の名義変更(相続登記)を行う際にも、この遺産分割協議書が必須となります。
注意点・トラブルを防ぐポイント
- 全員の同意が絶対条件: 相続人の中に行方不明者がいる場合や、認知症などで判断能力が十分ではない人(成年後見人等の選任が必要)がいると、協議を進めることができません。
- 不動産の評価額で揉めやすい: 相続税の評価額や実際の売却予想価格など、不動産の価値の捉え方によって意見が対立しやすいため、事前の調査や査定が重要です。
- 協議書の不備に注意: 相続人全員の署名・実印の押印(および印鑑登録証明書の添付)が必要となります。不備があると登記手続きが進みません。
※相続に伴う遺産分割協議書の作成や不動産の名義変更(相続登記)については、司法書士などの専門家や不動産会社へご相談ください。
