甲区

甲区(こうく)とは、前回の「登記簿」の権利部において、「その不動産の所有者が誰から誰へ、どのように移り変わってきたか(所有権の歴史)」を記録しているセクションのことです。

不動産の「過去から現在までのオーナーの系譜」がすべて時系列で記されており、誰が本当の持ち主なのを確認するための最も重要な場所です。

1. 甲区に記録される主な内容

甲区には、その不動産の「所有権」に関するあらゆる変動が記載されます。

  • 所有権保存(しょゆうけんほぞん): 新築の建物を建てたときなどに、最初に「この人が最初のオーナーです」と登録される記録。

  • 所有権移転(しょゆうけんいてん): 売買、相続、贈与などによって、オーナーが「AさんからBさんへ」変わったときの記録。

  • 差押えや仮処分(さしおさえ・かりしょぶん): オーナーが借金を返せなくなったときなどに、裁判所や税務署によって「勝手に売買できないように差し押さえる」といった警告の記録。

2. 「乙区(おつく)」との違い

登記簿の権利部は、次のように役割が綺麗に分かれています。

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