繰り上げ返済(くりあげへんさい)とは、住宅ローンなどの返済途中で、毎月の定期返済とは別にまとまった資金を前倒しで返済(元本を直接減らす)する仕組みです。
繰り上げ返済で支払ったお金はすべて「元本の返済」に充てられるため、減った元本にかかるはずだった将来の利息を大幅に節約することができます。
1. 繰り上げ返済の2つの方法
繰り上げ返済には、返済後の効果によって2つのタイプがあります。
| 返済タイプ | 仕組み | 主な特徴・メリット | こんな人におすすめ |
| 期間短縮型 | 毎月の返済額は変えず、返済期間を短くする。 |
・利息の軽減効果(節約額)が最も高い。 ・定年退職までに完済したい場合に有効。 |
・総支払額をできるだけ減らしたい人 ・定年前にローンを終わらせたい人 |
| 返済額軽減型 | 返済期間は変えず、毎月の返済額を安くする。 |
・利息の軽減効果は期間短縮型よりやや低い。 ・毎月の固定費が下がり、家計にゆとりが出る。 |
・教育費や生活費の負担を減らしたい人 ・毎月の資金繰りを楽にしたい人 |
2. メリットと注意点(デメリット)
メリット
注意点・デメリット
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手元の現金(手元資金)が減る
・突発的な出費(病気・ケガ・教育費・車の買い替え・災害など)に対応できる「生活予備資金」まで使い込まないよう注意が必要です。・住宅ローン控除(減税)の適用に影響することがある
・繰り上げ返済によってローンの返済期間が10年未満になると、住宅ローン控除の対象外になってしまいます。また、ローン残高が減ることで控除額が減る場合があるため、「住宅ローン控除の適用期間が終了してから繰り上げ返済する」方がお得になるケースもあります。 -
手数料がかかる場合がある
・インターネットバンキング経由であれば無料の金融機関が多いですが、窓口手続きだと1万〜3万円程度の手数料がかかることがあります。
