地役権(他人の土地を利用する
権利)において、
その権利のために利用をさせ、負担を強いられる側の他人の土地のことです(民法第280条)。
1. 具体的なイメージ(通行地役権の例)
- 状況: Aさんの土地は道路に面しておらず、公道に出るためにはBさんの土地を通る必要があります。
- 承役地: この場合、通路として土地の一部を提供し、通行を受け入れるBさんの土地が「承役地」と呼ばれます。
- 要役地: 反対に、その恩恵を受けて利益を得るAさんの土地は「要役地(ようえきち)」と呼ばれます。
2. 承役地の主な特徴と注意点
- 利用の制限を受ける: 承役地の所有者は、地役権の内容(通行するなど)を容認しなければならず、勝手に障害物を置いて道をふさぐなど、権利の行使を妨げる行為は制限されます。
- 所有者が変わっても引き継がれる: 承役地が売買などで第三者にわたった場合でも、原則として地役権の負担は新しい所有者にそのまま引き継がれます。
- 登記の重要性: 承役地の登記簿(権利部)には、どのような地役権が設定されているか(通行の目的、範囲など)が記載されます。不動産購入時には必ず確認が必要なポイントです。
3. 要役地との違いまとめ
- 要役地(しょうえきちの対義語): 利益を受ける側の土地(例:通り道を使わせてもらう側)
- 承役地: 負担を負う側の土地(例:通り道を提供している側)
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