地区計画とは、都市計画法に基づいて、「都市全体の大きなお札(用途地域など)ではカバーしきれない、身近なエリア(街区レベル)ごとの細やかなルールを住民と自治体で話し合って決め、街の個性や住環境を守り育てるための計画」のことです。
これまで見てきた「用途地域」が日本全国共通の法律ベースのルールであるのに対し、この「地区計画」は、「この街では、垣根の代わりに生け垣を植えましょう」「建物の外壁は道路から1m以上下げましょう」「派手な看板は禁止にしましょう」といった、その街オリジナルのローカルルール(自治条例のようなもの)です。
1. 地区計画の仕組みと作られるもの
地区計画が導入されたエリア(地区計画区域)では、その街の理想の姿を実現するために、次のような細かい制限がかけられます。
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建物の用途の制限(用途地域の補強): 例えば「用途地域上はコンビニが建てられる場所だけど、この地区計画内では閑静な住宅街を守るためにコンビニの出店は禁止しよう」といった、より厳しいローカルルールを追加できます。
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敷地や建物のデザイン・ルールの設定:
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敷地面積の最低限度: 「土地を細かく分割しすぎて狭小住宅が乱立するのを防ぐため、1区画は最低150平米以上にする」など。
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壁面後退(へきめんこうたい): 「道路や隣の敷地から、建物や外壁を一定以上離して建て、圧迫感をなくす」など。
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高さや意匠(デザイン)の制限: 「屋根の色や建物の高さを揃え、美しい統一感のある街並みを作る」など。
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