布基礎とは、建物の外周や耐力壁の下など、「柱や壁が走るラインに沿って、逆T字型のコンクリートを連続して打設し、線(または点)で建物の重みを支える伝統的な基礎の工法」のことです。
家全体の底面をコンクリートの板で覆う「ベタ基礎」に対し、布基礎は「まるで文字の『布(ぬの)』のように、壁の下にコンクリートの梁(ハリ)を巡らせて家を支える構造」になっており、かつての日本の木造住宅では主流として広く使われていました。
1. 布基礎の構造とベタ基礎との違い
現代では「ベタ基礎」を選ぶ住宅会社が圧倒的多数派ですが、布基礎には独自の構造上の特徴があります。
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① 逆T字型のコンクリート(線で支える): 荷重がかかる壁の真下にピンポイントでコンクリートの基礎を立ち上げるため、一点にかかる重みをしっかりと下へ伝えることができます。
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② 床下の地面の扱い(防湿対策): ベタ基礎のように地面全体が厚いコンクリートで覆われているわけではないため、床下の地面には防湿シート(ポリエチレンフィルム)を敷き、その上から薄いコンクリート(捨てコンや防湿コンクリート)を打つのが一般的です。
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③ どのような地盤に向いているか: 地盤自体が非常に硬く締まっていて、不同沈下の心配がほぼない「強固な地盤」や、建物の一部に極端に重い荷重がかかる設計の場合などに選ばれることがあります。
2. 布基礎のメリット・デメリット
マイホームを建てる際、なぜ最近はベタ基礎が選ばれ、布基礎が少なくなっているのかには理由があります。
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主なメリット:
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頑丈な地盤では十分な強度を発揮: 地盤が固ければ、コストを抑えつつ壁の荷重を確実に支えることができます。また、基礎の立ち上がり部分を高く設計しやすいため、寒冷地などで床下を地面から高く離したい場合に有利なことがあります。
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主なデメリット・注意点:
